認証評価に関する事例報告について【ご報告】
新天地で新しい学びを【ご報告】
4月ということで年度も変わり、所属や部署異動のある時期ですよね。
さて私事ではございますが、新卒で入職して9年間勤めた関西大学を退職し、IRや自己点検・評価、認証評価などを担当する特任助教として広島市立大学に赴任することになりました。
教務(4年間)、出向(2年間)、自己点検・評価、認証評価(3年間)と9年間お世話になりました。自らの大学人としての基礎や価値観がこの9年間で醸成され、今の自分があります。このような貴重な機会をいただいたことに感謝の気持ちで一杯です。
これまでの経験を活かしつつ、新天地においても引き続き、自己点検・評価、認証評価にも携わることができますので、更に学びを深めて参りたいと思います。
なお、ブログのタイトルの副題が「大学職員の学習ポートフォリオ」となっておりますが、自らの研究テーマが「大学職員の人材育成」であることから、このままとさせていただきます。
どうぞ引き続きよろしくお願い申し上げます。
【振り返り】2018年度春学期に受講した履修科目について
ご無沙汰しております。久々の更新です。
有名ブロガーの方から「”学習ポートフォリオ”と銘打っているのに、更新頻度があまり少ないと学習していないって思われるで」とのご意見を頂戴したことと、年度末で大学院の成績発表もありましたので久々に更新させていただきます。なお、2018年度春学期の成績は以下の記事からご覧いただけます。
この秋学期に履修した科目は以下のとおりです。
2018年度秋学期履修科目一覧
- 英語文献研究(比較福祉政策論)【火6】
- 政策ネットワーク論特別研究【火7】
- 政策分析特別研究【水6】
- 人的資源戦略論特別研究【水7】
- 組織行動論特別研究【木6】
- 市民社会論特別研究【金6】
以上の科目を履修していました。ただし、研究指導科目については単位設定等はなく、通年科目なので成績評価はなされていません。
修了要件の充足に向けて
秋学期の科目は無事にすべて単位修得できました。しかし、履修状況をご覧いただいたらわかるかもしれませんが、授業が火曜日から金曜日、ゼミが土曜日に開講されているため、終盤は疲弊して12月の1ヵ月体調が悪かったり体調管理がしっかりできないことがありました。これは今後の教訓として生かしていきたいと思います。
また、無事に1年次の最後にある「研究発表会」を終えることができました。しかし、いくつかご指摘を頂戴しましたので、その解決に向けて取り組んでいきます。それを踏まえた修了要件を満たすためのプロセスを整理すると以下の通りになるのではないでしょうか(研究の具体的内容は除く)。
- 博士論文の提出要件を満たす必要がある
- 2年次の博士論文資格論文の提出に向けて取り組まねばならない
- 2年次の「共同演習」の履修をしなければならない
- 1年次「研究発表会」で指摘いただいた課題へ対応する必要がある
2年目に向けて
コースワークで主たる修了要件は満たすことができましたので、2年次の「共同演習」や博士資格論文の提出に向けて先行研究レビューを中心に実施していきます。他に授業科目の履修ですが、修了要件に必要な科目は基本的に修得しましたので、余裕があれば履修していきたいと思います。
学校教育法改正(認証評価の厳格化)は規制強化の一歩か?
2019(平成31)年2月12日の閣議決定に関する報道では、国立大学法人の統合が可能になったことが主要な話題として取り上げられていましたが、控えめに「大学への認証評価を厳格化する学校教育法改正案、大学改革支援・学位授与機構改正案も閣議決定した」と記載があります。
この件については他の大学職員ブロガーの方も言及されています。
具体的な内容は文部科学省のHPにて公表されています。この中で認証評価に関しては以下の通り言及されています(「概要」より抜粋)。
1.学校教育法の一部改正
① 大学等の教育研究等の状況を評価する認証評価において、当該教育研究等の状況が大学評価基準に適合しているか否かの認定を義務付け【第109条第5項】
② 適合している旨の認定を受けられなかった大学等に対して、文部科学大臣が報告又は資料の提出を要求【第109条第7項】 等
今回は、「適合」「不適合」の認定の義務付け、「不適合」の大学に対する報告又は資料の提出の要求(つまり、各認証評価機関における「改善報告書」の義務化?)が法令化されました。改正箇所は主に「不適合」に関する事項ではありますが、もし、規制強化という観点で次に進むということであれば「適合」している大学に対する規制強化が行われるのではないかと思うところではあります。
特に、「適合」大学に対する指摘事項(大学基準協会であれば第3期認証評価における「改善課題」「是正勧告」)に対する改善を行うことは認証評価機関で義務化されていますが、法令上の罰則があるわけではありません。そのため、更なる規制強化が行われる恐れもあります。
しかし、その場合は、認証評価機関が指摘を行うことに対するハードルが上がることも考えられます。指摘に対する説明責任が果たせなければ、それぞれの認証評価機関は指摘を簡単に行えなくなることが認証評価機関の独自性をなくす弊害の一つになるかと思います。
この点に関しては、あくまで個人的な見解および将来予測ですので、必ずしもそうなるとは思いませんが、更なる規制強化が行われるのであればそういった政策展開も考えられるのではないか、と今回の報道を通じて感じたところです。
今回の法令改正に対する見解は人によって分かれると思いますので、ぜひ他のブロガーの方々や周りの大学職員の方々にご意見をお伺いされてはいかがでしょうか。
【第3期機関別認証評価】実地調査について②
さて、前回に引き続き、実地調査について触れていきます。
実地調査2日目のスケジュール
- 事務局、評価者集合
- 評価者打合せ
- 個別面談(3)
- 学生インタビュー
- 昼食
- 個別面談(4)
- 全体面談(2)
- 事務局、評価者解散
以上の流れで実地調査2日目が行われました。
ちなみに2日目の個別面談については60分間を2回行い、学生インタビューについて60分間行われました。なお、学生インタビューについては、2つのグループに分かれて行われました。
1日目のところで個別面談、評価者打合せについては触れましたので、1日目とは違った全体面談と、学生インタビューについて触れたいと思います。
学生インタビュー
個別面談等で参加する教職員とは異なり、学生さんについては「大学基準協会」「認証評価」とは何かというのは知らないと思いますので、早めに集合していただき、どういった趣旨でインタビューが行われるか、などをレクチャーしました。
全体面談
全体面談(2)の時は、①全体面談(1)の積み残した基準に対する本学側の回答・見解に対する質問、②学生インタビューや個別面談を踏まえた追加質問や確認、③実地調査を踏まえた講評、などが行われました。
最後の評価者打合せ後
ここでは場合によって、不足している資料等があれば追加で申し出があったりします。あとは、資料発送などの依頼があったりしますので、それに向けて必要に応じて紙袋や段ボールなどを準備したりします。
まとめと次回予告
2日間の実地調査が終わってホッとしすぎて、だいぶ気持ち抜けたような気がします。なので、さすがにこの3日間は予定もありましたがだいぶ緩やかに過ごした感じでもあります。と、いうことで久々に7日(日)と8日(月)の更新ができませんでした。しかし、なかなか毎日更新も厳しいので緩やかに定期的に更新しようと思います。
ちなみに次回は実地調査以降のスケジュールについて簡単にまとめていこうと思います。
【第3期機関別認証評価】実地調査について①
さて、今回は実地調査についてです。先週ちょうど実地調査も終わりましたので、その振り返りも兼ねて記事を書かせていただきます。なかなかハードな2日間だったな、っていうのが1番の感想です。ひとまず、2回に分けて記事を書かせていただこうと思います。
実地調査1日目のスケジュール
- 事務局、評価者集合
- 評価者打合せ
- 昼食
- 全体面談(1)
- 個別面談(1)(2)
- 評価者打合せ
- 事務局、評価者解散
以上の流れで実地調査1日目が行われました。
本学の場合は個別面談のテーマが多く、1日目の個別面談の内容は本来60分間で1回のものを2回に分けて、30分ずつで2回実施しました。
事務局、評価者集合
まず、事務局の方が評価者集合よりも30分早く来られますので、当日のスケジュール等について打合せを行います。特に、評価者と大学執行部など全体面談出席者を中心に行う名刺交換は時間がかかりますので、その時間やタイミングについて調整を行ったりします。
評価者打合せ
基本的に評価者打合せ時には、①全体面談、個別面談の設営等を含めた準備、②追加で求められた資料の準備等、③出席者との打合せ等、といったことを行います。しかし、事前準備や設営をあらかじめしていると全体面談までの初回の評価者打合せ時には追加資料等の手配がなければあまりバタバタしないかもです。
全体面談・個別面談
個別面談については、テーマが決まっていますので同席者として出席したとしても記録を取る以外には特段することはありません。しかし、全体面談の時は、①学長によるプレゼン、②各基準に対する本学側の回答・見解に対する質問、③質疑応答を踏まえての追加資料の依頼、などがあるので、なかなか記録以外にもやることがあり、やることが多いように感じました。特に、各面談後に追加で求められる資料もありますので、面談時にどういった部署に依頼するか、どういった資料が適切か検討していれば時間短縮することができます。
次回予告
実地調査2日目のスケジュールについてお話していきたいと思います。
【生活・大学院】通学定期券の購入について
秋学期から授業が始まり、自宅(大国町)から大学院(今出川)までの通学定期券を購入しました。通学区間は以下の通りです。
通学区間
以上の区間で通っています。
職場まで通う関係上、「1.大国町~梅田(地下鉄御堂筋線)」については、通勤定期で対応できていますので、特別購入はしておりません。
しかし、「2.大阪~京都(JR東海道線)」「3.京都~今出川(地下鉄烏丸線)」については、対応する定期券はないため、通学定期券を今回購入しました。今回購入に際して、すべて6カ月定期券を購入しようとしたのですが、「JR」「地下鉄烏丸線」の金額を比較して驚きました。
「JR」と「地下鉄烏丸線」の金額を比較した際に、JRの6カ月と、地下鉄烏丸線の3カ月はほぼ同額でした。なので、今回の購入方法としては、JRは6カ月購入し、地下鉄烏丸線は3カ月分を購入しました。3カ月あれば年内の授業分はカバーでき、年明け1月の1カ月分を購入すれば対応可能であるためです。それ以外の期間については適宜、PITAPAで支払いを行うこととしました。
それであっても授業時間以外にも大学院で研究をしたいと思っておりますので、この秋学期以降は大部分の時間を割いて学んでいきたいと考えております。まずは、秋学期の授業で学びつつ、2019年3月2日(土)にある学内での研究発表会に向けて研究を進めていきたいと考えております。