山咲博昭の活動記録 -大学職員の学習ポートフォリオ-

27歳の誕生日を機に日々の学習記録をブログを始めました。大学院や勉強会等での学びによる気づきを記録していきます。 また、たまに勉強会・交流会とのイベントの案内も行っていきます。 twitter:@hysaki

ハテナソンから導き出すリサーチクエッション

2017年2月2日付読売新聞の記事で、京都産業大学の佐藤教授が考案した「ハテナソン」についての記事が掲載されていました。そこからふと思ったことが、タイトルにもあるように「ハテナソン」を繰り返し、それを徹底すると磨きに磨きをかけた研究に必要であるリサーチクエッションを導き出せるのではないかと、という考えでした。

そもそも「ハテナソン」とはなんでしょうか?

 

【2017年2月2日付読売新聞の記事より】 

「ハテナソン」とは…
京都産業大学佐藤賢一教授の造語。
・疑問を表す「はてな」と「マラソン」を組み合わせた。
・情報収集を行い、「開かれた」質問をたくさん出していく。
・意見や主張は疑問文に直す。
・「イエス」「ノー」で答えられる質問は深い説明を必要とする質問に変える。

 

京都産業大学の佐藤教授が開設されている「ハテナソン」のHP】

ha-te-na-thon.hatenablog.jp

 

このハテナソンで行われる以下の行為を繰り返すことがリサーチクエッションを導き出す過程で必要とされる事項でしょう。

 ①情報収集を行い、「開かれた」質問をたくさん出していく。

 ②「イエス」「ノー」で答えられる質問は深い説明を必要とする質問に変える。

 ③意見や主張は疑問文に直す。

 ④①から③を繰り返し、深めていく。

これだけの作業だけでは不足する点もあるのかもしれませんが、まずはこの視点を手順を重視して自らの研究につながるリサーチクエッション探しを行うことが研究の入口なのかもしれません。一度、「ハテナソン」とレポート・論文の書き方の本を比較検討して検証するか、実際にこの手法でリサーチクエッションを検討してもいいかもしれません(次の研究計画を検討中ですので…)。

 

※新聞記事を中心に「ハテナソン」の概要を掲載しておりますので、若干の解釈の誤りがあるかもしれませんので、その点ご留意いただければ幸いです。