ハテナソンから導き出すリサーチクエッション
2017年2月2日付読売新聞の記事で、京都産業大学の佐藤教授が考案した「ハテナソン」についての記事が掲載されていました。そこからふと思ったことが、タイトルにもあるように「ハテナソン」を繰り返し、それを徹底すると磨きに磨きをかけた研究に必要であるリサーチクエッションを導き出せるのではないかと、という考えでした。
そもそも「ハテナソン」とはなんでしょうか?
【2017年2月2日付読売新聞の記事より】
「ハテナソン」とは…
・京都産業大学佐藤賢一教授の造語。
・疑問を表す「はてな」と「マラソン」を組み合わせた。
・情報収集を行い、「開かれた」質問をたくさん出していく。
・意見や主張は疑問文に直す。
・「イエス」「ノー」で答えられる質問は深い説明を必要とする質問に変える。
【京都産業大学の佐藤教授が開設されている「ハテナソン」のHP】
このハテナソンで行われる以下の行為を繰り返すことがリサーチクエッションを導き出す過程で必要とされる事項でしょう。
①情報収集を行い、「開かれた」質問をたくさん出していく。
②「イエス」「ノー」で答えられる質問は深い説明を必要とする質問に変える。
③意見や主張は疑問文に直す。
④①から③を繰り返し、深めていく。
これだけの作業だけでは不足する点もあるのかもしれませんが、まずはこの視点を手順を重視して自らの研究につながるリサーチクエッション探しを行うことが研究の入口なのかもしれません。一度、「ハテナソン」とレポート・論文の書き方の本を比較検討して検証するか、実際にこの手法でリサーチクエッションを検討してもいいかもしれません(次の研究計画を検討中ですので…)。
※新聞記事を中心に「ハテナソン」の概要を掲載しておりますので、若干の解釈の誤りがあるかもしれませんので、その点ご留意いただければ幸いです。